| 少し朝は早いが、東京発6時32分つばさ111号(平成13年5月号時刻表)に乗車すると、目的地新庄駅には9時58分に到着する。陸羽西線に乗り換え、古口駅までローカル線で車窓から見る景色を楽しむか、タクシーを利用して舟下り乗船所の戸沢藩船番所まで行くかは計画次第である。 |
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新庄市のホームページより
↑まつりのまち新庄
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| 最上川舟下りは、大自然の中を流れる母なる川=最上川を舟で下る約1時間の船旅である。自然杉が美しい大森林の間を縫う川の流れに身を任せ・奇岩や落差のある滝の景観を観賞しながら舟は静かに下って行く。山形地方の方言で案内をする船頭さんの、素朴さの中にも張りのある説明と、美声で唄う「最上川舟唄」や「真室川音頭」の情緒ある長閑な演出に心がなごむ。そして
日本人に生まれて良かったと何故か懐かしさを感じるから不思議である。予約をすれば名物の「ドブロク」に「鮎の塩焼」と郷土色豊かな「お弁当」・「鍋料理」が用意される。冬季には名物「納豆汁」で身体を温め雪景色を堪能したい。夏の納涼船は夜の大自然をライトアップで未知の世界へ招き入れ、神秘な世界へ案内してくれる。 |
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↑最上川舟下り
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| 羽黒山五重塔は、東北最古の塔と言われている。特別天然記念物の巨大な杉の木が密集する森の中に、ひっそりと建つ国宝の建造物である。均整のとれた姿で知られ、平安時代(920年)に平将門が建立したものと伝えられている。写真家土門拳が「羽黒山五重塔」の姿に打たれ、四季を通して五重塔の撮影に取組んだ。特に「雪が降り続ける中の羽黒山五重塔」の神々しさは、写真の最高傑作として有名である。 |
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| 出羽三山神社は、出羽三山とは月山・羽黒山・湯殿山の3つの山の総称である。月山(1984m)・湯殿山(1054m)は冬季の積雪が多く参拝することが出来ないので、羽黒山に三神を一緒に祀るようになったと伝えられている。「建治の大鐘」は中世以前では東大寺に次ぐ巨大な釣鐘として、重要文化財に指定されている。 |
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↑出羽三山神社
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| 玉川寺庭園は、鎌倉時代(1251年)に開山されたと伝えられている曹洞宗日本屈指の古刹である。「花の寺」と呼ばれ、春のサクラ、初夏のツツジ・九輪草・ハナショウブ、秋には萩・菊が境内に咲き誇り、四季折々の美しさを醸し出す。特に全国でも珍しい「九輪草」の純群落があり、お茶と名物の和菓子を戴きながら、国の名勝に指定されている古庭園をゆっくりと観賞したい。 |
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↑玉川寺庭園
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| 温泉で一泊=湯野浜・由良・湯田川・温海温泉 |
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| 善寶寺は、龍神様のお寺として参拝者が多く祈祷所として有名である。。五重塔・総門・山門・本堂・龍王殿と歴史を刻む建築物を拝観した後で、龍神堂に面した「貝喰みの池」に行くと「人面魚」に出会えるかもしれない。 |
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↑善寶寺
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| 致道博物館は、鶴ケ岡城の三の丸跡に郡役場や庄内藩主御隠殿・旧民家・旧鶴岡警察署などの建物を集め、内部には戊辰戦争後の西郷隆盛の書状や明治時代の衣類などが展示されている。見応えのあるのが数々の民具である。古来からの日本人の生活は「木の文化」で支えられて来たことが良く判る。庄内藩主御隠殿から観賞をする築山池泉を配した庭園は、しばらく時間を忘れさせ、心に安らぎを与えてくれる。 |
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↑致道博物館
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松ヶ岡開墾記念館のある「松ケ岡」は、「庄内」を代表する風景が広がっている。
明治5年(1872年)戊辰戦争に破れた庄内藩士3000人が刀を鍬に代え、開墾を進め、桑を植え、養蚕事業を起こし、明治の日本経済を担う貿易の花形である生糸を生産した。蚕室のひとつが今は「松ケ岡開墾記念館」になっている。開墾当時の古い写真が展示され、先人が苦難の道に挑戦して行った記録が胸を打つ。2階は田中コレクションの展示場。全国の土人形や土鈴などが2万体以上郷土色豊かに並び、その数の多さに誰もが圧倒される。 |
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↑松ヶ岡開墾記念館
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| 「松ケ岡」には記念館のほか、「松ヶ岡本陣」や「庄内農具館」がある。また
明治の経済を支えた5つの蚕室が、当時の面影を残して静かに佇んでいる。「庄内」らしさを感じさせる「松ケ岡」の特徴は「静けさ」にあり、また
四季を感じさせる憩いのゾーンでもある。私は「松ケ岡本陣」の側にある名の無い池が好きである。羽黒地方は豪雪地帯で冬は厳しいが、雪解けが始まると「フキノトウ」が顔をもたげ春が近いことを告げる。やがて「ミズバショウ」が可憐な花を咲かせ、年輪を重ねた「サクラ」の古木が花を咲かせて満開になる。「松ケ岡」は庄内を代表をする「サクラ」の名所でもある。「サクラ」の花ビラが舞い落ちる頃になると、鮮やかな「桃」の花が美しさを競う。「松ケ岡」には「ダリア畑」があって、次々と色々な品種の花が咲き続ける。秋に「庄内柿」の実が結ぶ頃は、庄内柿畑の背景に聳える「月山」の雄姿と柿の鮮やかな色彩が良く調和して、庄内らしい情緒ある風景が堪能出来る。小さい名の無い池の紅葉は見事である。少しづつ枯葉が散って、紅葉の絨毯が敷き詰められる頃になると、カメラマンが集まって来てシャッターを押す光景が見られる。「松ケ岡」は四季を教え、静けさの世界へ招いてくれる庄内らしいゾーンである。 |
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↑サクラ」の古木が花を咲かせる
松ヶ岡
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| 鶴岡駅」または「庄内空港」 |
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